【本記事の概要】(2021/1/16更新)
✔知識0でもわかる!公認会計士試験の流れを1から徹底的かつコンパクトに解説!
✔公認会計士に興味を持ったら、まず何からはじめたらいいのかを合わせて解説!
注意
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✅この記事は、本ブログにおいて最も多くのアクセス数を頂いている記事になります。
いきなりですが公認会計士試験って
✔誰でも
✔何歳でも
✔何回でも
受験することができる国家試験である、ということは知ってましたでしょうか??
私は、大学を卒業して新入社員として入った会社に入社するまで、公認会計士試験のことはほぼ何も知らなかったです。
「公認会計士試験についてもっと早く知りたかった。知っていればもっと早く挑戦していたのに・・・・」・・・・公認会計士試験挑戦を決意したときこう思ったのを強く覚えています。
・・・しかし同時に「何歳から挑戦しても決して遅くない!!」・・このように思いました。
この記事では、以前の私のように、公認会計士試験の『試験制度そのもの』に関する知識が0の方でもわかるように、公認会計士試験について1から徹底的に解説しています!!
この記事を読んでいる方は、恐らく1ミリ程度でも公認会計士に興味がある方だと思います。(興味が1ミリもない方でも、この記事がキッカケで興味を持って頂けるように公認会計士がどんなことを仕事としているかについても、簡単にですが触れています)
「公認会計士試験の全体像がつかめた!!」・・・本記事はここでは終わらせません。
「では、公認会計士を目指すのには一体何から始めればいいの?」・・このようなあなたの疑問も解決できます。
....約4,000文字と少しボリュームがありますが、できる限りコンパクトにまとめてますので焦らずゆっくり読み進めていただければと思います!以下、まずは目次から。
!!注意!!
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【目次】
- 0.自己紹介
- 1.メリット・デメリットについて
- 2.途中で挫折しないために!試験を受けるにあたっての事前準備
- 3.受験するために資格は必要??年齢は??
- 4.合格までの道のりについて
- 5.合格までに費やす時間と大変さ
- 6.試験勉強の内容
- 7.合格率について
- 8.受験した私の感想
0.自己紹介
【自己紹介】
・某有名大学卒業
・時間と場所に捉われず自由を追求することを決意して3年で退社
・公認会計士試験合格
・監査法人や外資系企業等を経て、現在フリーランスとして活動中
・Twitter:@yurubrogu
✅以下のnoteの無料部分に「経歴」に関しても記載していますので、気になる方は後ほどご確認下さい。
1.メリット・デメリットについて
【メリット】
まず、公認会計士試験に合格した場合のメリット(=美味しい話)から説明します
・高度なスキルを持った専門職であるためフリーで働きやすい
・働き方の選択肢がとにかく豊富である
・収入は高収入かつ安定している
・ビジネス系資格の最高峰なだけあり、圧倒的な専門性が得られる
・社会からの高い信頼・信用を得られる
【デメリット】
・「医者、弁護士、会計士」と言われるほど、とにかく試験を突破するのが大変
2.途中で挫折しないために!試験を受けるにあたっての事前準備
【結論】
・まず『簿記』にふれてみる!!
✅面白いと感じた場合・・・・・ぜひ挑戦するべき!
✅つまらないと感じた場合・・・・絶対にやめるべき!
公認会計士試験は、弁護士と並ぶプロフェッショナルな専門職です。それゆえに、圧倒的な専門知識が必要です。よって、合格するまでには必然的にマラソンのような長期的な勉強量が必要です。
非常に魅力的な資格ですので「公認会計士に絶対になってやる!!!」・・・このように活き込んで受験生活をスタートする方も多いです。
・・・しかし、多くの方が途中で挫折でしまう試験です。これまで私も何人もの方が途中で残念ながら挫折してしまう方を見てきました。
・・・これには多くの要因があります。中でも、私は「適正」というものが、途中で挫折せずに合格まで辿り着いた方の共通点であると、合格後に数多くの公認会計士の仲間ができてから痛感しました。
合格する方の特徴はそもそも適正があった。つまり、勉強を楽しんでいた。貪欲にインプットし続け、受験生活そのものを楽しみながら乗り切った・・・このような方が合格しています。
・・・これを読んでいるまだ挑戦前のあなたには、受験生活をスタートしてから「やっぱり自分には向いてないかもしれません・・・・」・・・このように思ってしまっては確実に悪循環に陥ってしまいます。
そこで、受験生活をスタートする前に、必ず「公認会計士試験に挑戦する適正があるのかどうか」のチェック(確認)をして頂きたい。
・・・それが、簿記に触れることです。
公認会計士試験は、「簿記」という学問が「ある程度得意」でなければ、絶対に合格することができない試験です。
そこでまずは、簿記の内容にふれてみて「ご自身がどう感じたか?」・・このときの率直なご自身の感想を最も大事にして頂きたいと思います。
3.受験するために資格は必要??年齢は??
【結論】
✅資格=特になし
ここからは、試験制度について解説していきます。
公認会計士試験を受験するためには、資格は不要!年齢制限もなし!受験の回数制限もなし!
つまり、「公認会計士を目指したい!!」と思い立った場合に、年齢などによってそのチャレンジが断たれてしまう・・というような理不尽な壁はない試験制度になっています。
4.合格までの道のりについて
【合格までの道のり】
①1次試験に申し込む
✔誰でも、何回でも受験可能
②1次試験を受験する
✔通常年2回開催(5月と12月に開催(※コロナの影響で直近変更あり))
③1次試験に合格する
✔4科目(すべてマークシート方式!)
④1次試験に合格した人のみ、2次試験を受験できる
✔通常年1回開催(8月に開催(※こちらもコロナの影響受け直近は変更あり))
⑤2次試験に合格する
✔6科目(記述方式!3回まで1次試験を受け直さず受験可能!)
.....以上です!
(※細かい話をすると......この後「修了考査」という最後の試験はあるが、あくまで会計士試験でいうと、2次試験で合格)
なお
✔1次試験を=短答式試験(呼称:たんとう)
✔2次試験を=論文式試験(呼称:ろんぶん)
と言います!
5.合格までに費やす時間と大変さ
【合格までに費やす時間】
公認会計士試験を合格するまでにかかる時間としてよく言われているのは「平均で2~3年」です。
【合格するまでどれくらい辛いか】
長期間の勉強が必要なので非常に「しんどい」と思う方が多いです。
6.試験勉強の内容
【何を勉強するのか】
<1次試験について>
・1次試験は以下の4科目です
・企業法:会社の設立方法などを学ぶ
・監査論:公認会計士は監査をするのが仕事なので「監査」とは何か一から学ぶ
・財務会計論:会社の決算書を作成する方法を学ぶ
・管理会計論:原価の計算方法などについて学ぶ
この4科目を、マークシート方式で、だいたい60%~70%以上の点数がとれていれば合格です。
※「だいたい」について以下で説明
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※~「だいたい」の説明~
「ボーダー」という「ここまでの点数が採れていれば合格ですよ」という「基準値」が
あります!
そしてこのボーダーが毎回の試験ごとに変わるから!!
極端な話、問題をカンタンに作り過ぎてしまい、100人中100人が60点以上とれてしまっていたら、会計士があふれてしまいますよね?なので、ボーダーは試験結果に合わせて、「今回は60%を合格とします」というように、若干変動します!
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ただし、1科目でも40%を下回ると、合計で60%以上でも不合格になってしまいます!
<2次試験について>
2次試験は、この4科目に加えて、2科目が追加されて6科目です
・租税法:会社および個人の税金の計算方法を学ぶ
・経営学(選択科目):経営について一から学ぶ
この6科目について、だいたい上位40%に入れば合格!
(※2次試験は相対評価です=いわゆる偏差値での勝負)
7.合格率について
1次試験と2次試験を合わせた「会計士試験(全体)としての合格率」は約10%です。
(毎年、若干変動します)
1次試験に一度でも合格してしまえば、その後3回まで1次試験を受けずに2次試験が受けられます!この制度を「短答免除」といいます。
よって、この短答免除制度があるので、合格率の算定は少し複雑ですが、約10%前後と覚えて頂ければ大丈夫です
8.受験した私の感想
【まとめ】
私の場合、受験生活はとにかく勉強が楽しかった。勿論精神的なプレッシャーはありましたし、苦痛も味わうときはあります。しかし、専門的な勉強を継続して途中は、これをどのように実践し、どのように活かしていこうか・・・このような高揚感をもって勉強をしています。
勉強する具体的な内容はというと
・会社ってそもそもこんな種類があるのか
・決算書って株主さんのために作っているのか
・利益って、こんなに沢山種類があるのか
・株価ってこういうふうに理論的に算定するのか
・・・などなど。
繰り返しになりますが、まず簿記の内容に触れてみる。
(別に合格しなくてもいいんです!とにかく内容を知ってみる!!)
いざ、簿記の勉強をスタートしてみて・・・・
✅つまらないと感じた方
=公認会計士試験は絶対に受験するべきではないです!
✅少しでも「面白い!」と感じた方
=公認会計士試験の勉強内容は、その数倍面白いと感じるはず。
つまり、そして合格の可能性もグンと上がります(なぜなら勉強を継続できる資質を持ってるからです)
・・・このように、ご自身の「適正」について、受験生活をスタートする前に必ず把握しておきましょう。
少しでも「公認会計士」という職業に興味を持って頂けたら幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
注意
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以上