【本記事の概要】
✔「公認会計士について知りたいと思ったらまず最初に読むべき記事!」の次に読むべき記事!
✔なぜ決算書は正しくないといけないのか解説!
本記事では、「なぜ決算書は正しくないといけないのか?」について解説します。
【目次】
- 1.なぜ決算書は正しくないといけないのか?
- 2.なぜ、株主は決算書を気にするのか?
- 3.なぜ、企業価値を算定するのに「利益」が必要なのか?
- 4.なぜ決算書にウソが書かれていると、株主が損害を被るのか?
- 5. 公認会計士に興味を持った方
1.なぜ決算書は正しくないといけないのか?
決算書は、正しく、事実をあらわしたものでないといけません!
つまり、「ウソ」が書かれていると困るんです
(※粉飾や粉飾決算(ふんしょくけっさん)という言葉を聞いたことはありますでしょうか?この「ウソ」のことを粉飾と言います)
じゃあ「誰」が「どう」困るのか??
=株主が損害を被るから困るのです!
<1.の結論>決算書が正しくないと、株主が損害を被るので困る!
2.なぜ、株主は決算書を気にするのか?
まず、株主(=投資家)さんは、通常、会社の価値を自ら算定しています!
ここ非常に重要です!
例えば<A社の現在の企業価値って数値で表すと100億円です>というように、会社の価値を算定するためには、「決算書」が必須なのです!
もっというと決算書に書かれている「利益」の金額が絶対に必要なのです!
(※資産、負債、純資産の金額も必要になってきますが、ここでは割愛)
<2.結論>会社の価値(企業価値)を算定するには、決算書の「利益」の金額が不可欠!!
3.なぜ、企業価値を算定するのに「利益」が必要なのか?
これを丁寧に説明するのと何万字も要してしまうため、圧倒的にカンタンに説明します
企業価値というの基本的に「この会社ってどれくらい利益を出し続けていくんだろうか?毎年1億円の利益を100年間出し続けていくことができるなら、この会社の価値って100億円と同様だね」という考えに基づいてます!
ここで、現在の1億円と、1年後の1億円は同じ価値ではありません!
なぜなら「金利」という概念があるからです
なので、「割引現在価値」という概念を用いて、100億円をいくらかに割引いた金額こそがこの会社の価値になります!
※この辺りはファイナンスの超基礎知識ですので、どの本にも書いてあると思いますので、分からない方はぜひ一読下さい(下記、2冊を参考までに)
よって、会社の価値を算定する出発点が「利益」になるから、株主にとって非常に重要な情報になります
<3.の結論>会社の価値を算定する出発点が「利益」!
4.なぜ決算書にウソが書かれていると、株主が損害を被るのか?
株主は、決算書の、利益の値、用いて企業価値を算定する、というところまで説明しました!
よって、決算書の利益の金額にウソがあると、株主が算定した企業価値も間違ったものになりますよね?
株主は、企業価値を算定して、一株当たりの株価を算定します
その上で投資先の企業を選定するので、利益の金額にウソがあると、すべての根本がくずれてしまい、結果として大きな損害を被ってしまいます!
よって、株主が損害を被ることがないように、公認会計士が会社の決算書の「正しさ」を担保してます!!
<4.の結論>決算書にウソがあると、株主自ら算定した企業価値が根本的に誤ったものになってしまう!よって、それを防ぐために公認会計士が担保の役割を果たしている!
5. 公認会計士に興味を持った方
公認会計士に興味を持った方は、ぜひ過去記事をご覧ください!
➡カテゴリー>公認会計士試験
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